サポートや報酬システムなどの配達環境が整っているため、フードデリバリーサービスの中で最も配達員数が多く、人気のデリバリーサービスとなっているウーバーイーツ(Uber eats)。
ウーバーイーツ(Uber eats)では、配達員によって稼働状況はさまざまで、本業で稼働している人やスキマ時間に副業で稼働している人もいます。
しかし、「ウーバーイーツ(Uber eats)の本業の月収はどのくらいなんだろう」「副業で働きたいけど、どのくらい稼げるのか分からない」という人もいるでしょう。
この記事では、ウーバーイーツ(Uber eats)の時給・月収、他のサービスとの月収比較した結果について詳しく解説します!
その他にも、ウーバーイーツ(Uber eats)のインセンティブや月収を増やすポイントについても紹介するので、これから配達員になろうと考えている人も、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
ウーバーイーツ(Uber eats)の時給・月収
ウーバーイーツ(Uber eats)の時給・月収はどのくらいなのでしょうか?
ウーバーイーツ(Uber eats)の時給は、稼働時間や配達エリアによって異なりますが、都内や県の中心部で稼働した場合は1500~2000円稼げます。
それ以外の地方稼働の場合でも、平均的に時給1200円以上は稼ぐことは可能なので、一般的なバイトよりも高い時給で働けます。
今回は、本業稼働と副業稼働のそれぞれ配達状況に応じた想定の月収を紹介します。
自分の想定する配達状況の平均月収を参考に、自分がどのくらい稼げるかイメージしてみてください!
本業稼働
▼本業稼働 都心部・県の中心部 時給1,800円 週間クエスト15,000円
稼働時間 | 配達件数 | 月収 |
週5 1日8時間稼働 | 480件(3件/1時間) | 348,000円 |
週6 1日8時間稼働 | 576件(3件/1時間) | 405,600円 |
週7 1日8時間稼働 | 672件(3件/1時間) | 463,200円 |
▼本業稼働 地方 時給1,200円 週間クエスト12,000円
稼働時間 | 配達件数 | 月収 |
週5 1日8時間稼働 | 480件(3件/1時間) | 240,000円 |
週6 1日8時間稼働 | 576件(3件/1時間) | 278,400円 |
週7 1日8時間稼働 | 672件(3件/1時間) | 318,000円 |
ウーバーイーツ(Uber eats)の本業稼働は、時給が高い県の中心部などで稼働した場合、30万円弱~40万円程度稼げますが、地方稼働の場合だと、20万円弱~27万円程度の月収になります。
中心部と地方エリアだと、配達単価や注文量が大きく異なり、時給にも大きく差が出てしまうため、月収も数万円ほど変わってきます。
そのため、なるべく効率的に稼ぎたい人は、案件が多い県の中心部に移動して稼働することがおすすめです。
今回は、1時間当たりの配達件数が3件と仮定してまとめましたが、初心者の頃はアプリの操作や立ち回りに慣れていないため、1時間当たり1.2件程度しか配達できない可能性があります。
しかし、配達経験を積んで稼働に慣れてくると、1時間当たり4.5件くらい配達することも可能です。
1時間当たり4.5件で稼働できるようになってくると、時給も2,000円以上狙えたり、月収も50万円近く稼げる可能性もあるので、これから配達員になる人は、どんどん配達経験を積んで稼働に慣れていきましょう!
副業稼働
▼副業稼働 都心部・県の中心部 時給1,800円 週間クエスト 7000円
稼働時間 | 配達件数 | 月収 |
週4 1日4時間稼働 | 192件(3件/1時間) | 143,200円 |
週3 1日4時間稼働 | 144件(3件/1時間) | 116,400円 |
週2 1日4時間稼働 | 96件(件/1時間) | 85,600円 |
▼副業稼働 地方稼働 時給1,200円 週間クエスト5000円
稼働時間 | 配達件数 | 月収 |
週4 1日4時間稼働 | 192件(3件/1時間) | 96,800円 |
週3 1日4時間稼働 | 144件(3件/1時間) | 77,600円 |
週2 1日4時間稼働 | 96件(件/1時間) | 58,400円 |
ウーバーイーツ(Uber eats)の副業稼働は、都心部・県の中心部の場合は、8万円~15万円弱稼ぐことが可能で、地方エリアの場合は、6万円弱~10万円程度稼げます。
副業稼働は、ピークタイムに絞って稼働することで、効率良く稼ぐことが可能です。
副業稼働は、週間クエストの配達回数が高く設定されてしまうと、完全にクリアすることは難しいかもしれませんが、途中までクリアすることだけでも多少稼げます。
週に2日4時間稼働するだけでも5万円以上稼げる副業は、他の仕事ではなかなか見つからないため、ウーバーイーツ(Uber eats)の副業稼働は非常におすすめです。
ウーバーイーツ(Uber eats)と他のサービスの月収比較
ウーバーイーツ(Uber eats)の時給や月収は、他のデリバリーサービスと比較して、どのくらい多いのでしょうか?
ウーバーイーツ(Uber eats)と他のサービスを比較した結果をまとめた表は以下のようになります。
▼主なフードデリバリーサービスの時給と月収を比較した表(本業稼働)
フードデリバリーサービス | 時給 | 本業の月収 |
ウーバーイーツ(Uber eats) | 1,500~2,000円 | 250,000~500,000円 |
出前館 | 1,400~2,000円 | 200,000~450,000円 |
menu | 1,000~1,500円 | 150,000~250,000円 |
wolt | 1,200~1,600円 | 200,000~300,000円 |
出前館
出前館は、ウーバーイーツ(Uber eats)と同じくらい注文需要が高く、サポートやインセンティブなどが充実しているため、同程度の月収が見込めます。
しかし、2022年の8月から固定報酬から距離によって金額が変わるように報酬制度が変更されたため、効率良く稼ぐには長距離案件を多く取る必要が出来ました。
現在、出前館では、新規配達員キャンペーンで期間中の配達報酬が全件30%UPになるので、この機会に登録してみるのもおすすめです。
menu(メニュー)
menuは、ウーバーイーツ(Uber eats)と同様に、距離によって報酬が変わる仕様になっています。
また、menuの場合は、案件を選択した場所から商品を受け取りに行くお店までの距離も料金に加算されるため、1件当たりの距離報酬が高いです。
しかし、ウーバーイーツ(Uber eats)のように、週間クエストが無く、注文需要があまり多くないため、時給が低くなってしまう傾向があります。
menuは、雨天時にエリアブーストが400円以上になることが多く、注文数も増えるため、雨天時だけmenuを稼働するといった併用方法がおすすめです。
Wolt(ウォルト)
Woltは、週間クエストやブーストなどのインセンティブが充実しているため、注文需要が多い都心部などでは稼ぎやすいサービスです。
しかし、Woltは都内でもまだ対応していないエリアが存在し、地方でもまだ対応していないエリアが他のデリバリーサービスと比較しても多いため、自分の住んでいるエリアで稼働できない可能性があります。
これから、Woltはサービスが拡大してくる可能性が高いため、いつでも稼働を始められるように登録してみるのも良いかもしれません。
インセンティブを上手く活用して月収を増やそう
ウーバーイーツ(Uber eats)で、より効率的に月収を増やすためには、インセンティブを上手く活用することが大切です。
ウーバーイーツ(Uber eats)のインセンティブは以下の通りです。
- ブースト
- ピーク料金
- チップ
- クエスト
それぞれ紹介するので、ぜひ参考にしてください!
ブースト
ブーストは、注文が多くなると予想されるエリアや時間に発生し、以下の写真のようにマップに表示されます。
基本的に、1.1倍~1.6倍で発生することが多く、表示されているエリア内で配達すると、配達報酬に表示倍率分加算されるため、ブーストの有無で収入に大きく関わります。
また、ブーストの発生予定は1週間前から確認できるため、自分が稼働できる可能なエリア内で、一番倍率が高い場所で配達することが可能です。
ピーク料金
ピーク料金は、注文が多いエリアや時間にゲリラで発生し、以下の写真のようにマップに表示されます。
発生する料金は、おもに100円~200円の場合が多く、オレンジ色が濃く染まっている程料金が高くなります。
青色に染まっている部分は、注文需要が高いことを表していますが、追加料金は発生しないので注意が必要です。
ピーク料金は、色が掛かっている部分にお店が入っている場合に、料金が加算され、都心部に良く現れます。
エリアブーストと異なり、ピーク料金は、その時の注文量や配達員数によって発生するタイミングや場所が異なるので、予測して立ち回ることが大切です。
チップ
チップは、予定到着時間よりも早く配達が完了したり、配達で良い対応をした時にお客様から任意でもらえる報酬となっています。
そのため、基本的にもらえる回数は多くありませんが、少しでも貰える可能性を上げるために、改善できることはあります。
チップを貰える可能性が上がる方法は以下の通りです。
- 置き配の時に、商品の下に紙を敷く
- タワーマンションなどの高級住宅の案件や外国人のお客様の案件を多く配達する
- 悪天候の際に配達する
チップを多く貰うために、ベテラン配達員の中には、置き配の際に商品の下に紙を敷いている人も多くいます。
お客様の中には、置き配の時に商品が地面に直接置かれるのを不快に思われる人もいらっしゃるため、紙が敷いてあると清潔に見えるため、対応に好感を得られチップが貰える可能性があります。
また、チップを貰えるお客様は、配達先が高級住宅の人やチップ文化がある外国人のお客様の場合が多いため、そのような人の案件を狙って稼働することも良いかもしれません。
その他にも、悪天候の日に配達すると、感謝の意味合いでチップが貰えることが多いので、他のインセンティブと一緒に狙って稼働してみましょう!
クエスト報酬
クエスト報酬とは、配達回数に応じて、まとまった追加報酬が貰えるインセンティブです。
クエストは、おもに3種類にあり、それぞれ「週間クエスト」「悪天候クエスト」「特別クエスト」と呼ばれています。
週間クエストは、以前まで平日クエストと週末クエストの2つに分かれていましたが、現在は1週間クエストに変更されたため、比較的クエスト達成の難易度は下がっています。
また、週間クエストの達成回数は、それぞれ配達員の2~3週間前の稼働実績を参考に、達成できそうなレベルが設定されており、回数が多いほど報酬が高くなります。
そのため、ウーバーイーツ(Uber eats)の仕様上、3週間程度稼働していないと、クエストが発生しない場合もあるため、注意が必要です。
悪天候クエストは、雨の日や雪の日など配達しにくく、注文需要が増える日に発生します。
悪天候クエストは、週間クエストと異なり、配達1件ずつに報酬が与えられるため、完全にクリアする必要はありません。
またクエストの報酬は、1,200円、2,400円、3,600円と天候の悪さによって、報酬の価格が変更します。
クエストは、毎週達成するだけで、最大8万円~10万円ほど収入が増える可能性があるため、月収を増やすには、まずクエストを達成することを目標として稼働する事が大切になります。
ウーバーイーツ(Uber eats)で月収を増やすポイント
ウーバーイーツ(Uber eats)で稼ぐためには、クエストを達成すること以外にも、いくつかポイントがあります。
[box class=”box28″ title=”ウーバーイーツ(Uber eats)で稼ぐコツ”]
- 自転車稼働は、長距離案件1件よりも短距離案件2件の方が良い!
- バイク稼働は、長距離案件をたくさん取ろう!
- 立ち回りの中心を設定する
[/box]
それぞれのポイントについて詳しく解説するので、稼働する時の参考にしてください。
自転車稼働は、長距離案件1件よりも短距離案件2件の方が良い!
ウーバーイーツ(Uber eats)は、配達距離によって報酬が変わりますが、一定の距離を超えると、距離報酬は増えにくくなります。
さらに、自転車稼働の場合、長距離案件だと時間と体力を多く消費してしまうため、最終的に効率が悪くなってしまいます。
そのため、自転車稼働の場合、長距離案件に30分以上掛けるよりも、短距離案件を30分で2件配達した方が稼ぎやすいでしょう。
また、ウーバーイーツ(Uber eats)には、週間クエストがあり、達成の有無が収入に大きく関わるため、少しでも多く回数をこなす必要があります。
一般的に、自転車稼働の場合、3km以上の案件は長距離案件と判断されており、ピック画面に長距離案件が表示された際は、配達報酬がとても高額に設定されている場合以外は、取らないことをおすすめします。
立ち回りの中心を設定する
ブーストが高いエリアやピーク料金が発生している配達エリアで稼働する時は、立ち回りの中心を頭の中で設定しましょう。
立ち回りの中心を頭の中で設定をしていないで単価だけを見て案件を選択していると、最終的にピーク料金が発生するエリアから外れてしまう場所に配達してしまい、次の案件の報酬に影響が出てしまう危険性があります。
また、注文が少ないエリアに配達してしまうと、配達が完了した後に、すぐ次の案件が入ってこないリスクもあるため、効率が悪くなってしまいます。
立ち回りの中心を考えて稼働していると、中心から大きく外れる案件を選択しなくなり、常に報酬が高いエリアで稼働できるため、効率的に稼ぐことが可能です。
さらに、注文が多い場所を中心に稼働しておくと、配達が完了した後にすぐ注文が入り、ハイペースで配達できるため、必然と収入が増えてきます。
そのため、配達経験が増えてきたら、できるだけ注文が多い店を覚えておくと良いかもしれません。
バイク稼働は長距離案件をたくさん取ろう!
バイク稼働は、高額な長距離案件も短時間で体力消費も少なく配達できるため、なるべく単価の高い長距離案件を取ることが大切です。
最近のウーバーイーツ(Uber eats)の配達単価は、自転車の案件が1件平均300円~600円となっているのに対して、バイクの案件は1件平均500~900円と単価が高い傾向にあります。
さらに、バイク稼働の場合、表示される案件の配達距離が広がるため、自転車稼働の場合よりも注文数が多く表示されます。
バイク稼働の場合は、ガソリン代や管理費などが掛かるため、所得に少し影響がありますが、その費用以上に稼ぎやすい環境に変わるため、とてもおすすめです。
案件を少しでも増やしたい人は兼業もおすすめ
なるべく案件数を増やして稼働したい人は、出前館やmenuなどの他のサービスと兼業しましょう。
フードデリバリーサービス配達員を本業として稼働している人の多くは、ウーバーイーツ(Uber eats)で注文が入らない時の対策で、あらかじめ複数のサービスで配達員登録しています。
複数登録していると、ウーバーイーツ(Uber eats)の週間クエストを達成した後は、Woltの週間インセンティブを貰うために稼働するといった、インセンティブ目的で併用できます。
そのため、少しでも案件を増やして効率良く稼ぎたいといった人は、複数のデリバリーサービスに配達員登録しておくことを推奨します。
ウーバーイーツ(Uber eats)の月収のまとめ
今回は、ウーバーイーツ(Uber eats)の月収について解説しました。
ウーバーイーツ(Uber eats)は、週間クエストやピーク料金などのインセンティブが豊富に用意されています。
そのため、ウーバーイーツ(Uber eats)の月収は、配達員の稼働時間によって異なりますが、本業稼働では平均25~45万円近く、副業の場合は5~15万円稼ぐことが可能です。
他のサービスと比較した結果、ウーバーイーツ(Uber eats)は、おもなフードデリバリーサービスの中でも一番収入が多いことが分かりました。
さらに、ウーバーイーツ(Uber eats)で月収を増やすためには、インセンティブを上手く活用したり、ポイントを押さえて稼働する必要があります。
自転車稼働かバイク稼働かなどの自分の配達環境をもとに、今回紹介した上手く稼ぐポイントを参考にして、自分に合った効率の良い立ち回りが出来るように稼働していきましょう!