現在、多くのフードデリバリーサービスがある中でも、出前館とウーバーイーツ(Uber eats)は注文数や満足度が高く、注目されているサービスです。
その出前館とウーバーイーツ(Uber eats)は、上手く兼業して稼働している人も多く、効率良く配達することで収入を増やしている人も少なくありません。
そのため、「出前館とウーバーイーツ(Uber eats)の兼業を始めたいけどコツを知りたい」「出前館とウーバーイーツの掛け持ちの注意点って何?」という人もいるでしょう。
この記事では、出前館とウーバーイーツ(Uber eats)を掛け持ちするメリット、出前館とウーバーイーツ(Uber eats)の掛け持ちする際のコツについて詳しく解説します!
その他にも、出前館とウーバーイーツ(Uber eats)の兼業の注意点についても紹介するので、すでにどちらかのサービスで配達を始めているけどあまり月収が増えない人も、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
出前館とウーバーイーツを掛け持ちするメリット
出前館とウーバーイーツを掛け持ちするメリットは一体何でしょうか?
ここでは、出前館とウーバーイーツを掛け持ちするメリットについて解説します。
掛け持ちするメリットは以下の通りです。
- 注文待ちの時間が少なくなる
- 配達効率の良い案件を選べる
- 片方が稼げなくなっても安心
それぞれ解説します。
注文待ちの時間が少なくなる
出前館とウーバーイーツを掛け持ちすることの一番のメリットは、注文待ちの時間が少なくなることです。
一つのサービスで配達稼働を行っていると、注文が多く入るピークタイム(午前10時~午後3時、午後18時~午後22時)以外の時間の場合は、注文がなかなか入らず、待機している時間が非常に多くなります。
待機している時間が多いと、時給が1000円以上行かないこともあり、配達員を本業として稼働している人にとっては、非常に厳しい収入となってしまいます。
そのため、配達員稼働を行っていくなかで、待機時間を減らすことはとても重要です。
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)を掛け持ちすることによって、配達案件が増えるので、待機時間を減らせる可能性が高くなり、必然的に収入が上がります。
配達効率の良い案件を選べる
配達稼働で上手く収入を増やすためには、配達報酬と配達距離のバランスの良い案件を選択することが大切です。
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)を掛け持ちすることによって、配達案件が増えると、無理に報酬の低い案件を選ぶ必要が無く、報酬が高いほうの案件を選ぶことが可能になります。
また、単純に報酬が高い案件を選ぶと、配達距離が非常に長い案件や待ち時間の長い案件など、配達効率が逆に悪化してしまう危険性があります。
しかし、配達案件が増えることにより、配達効率の悪い案件を見逃す心の余裕が生まれるため、落ち着いた正しい案件選択を行えます。
片方が稼げなくなっても安心
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)のうち片方のサービスだけで、専業稼働している人も少なくありません。
しかし、一つのサービスだけで稼働していると、そのサービスの料金システムの改悪や需要低下によって配達報酬が少なくなってしまった場合、収入が激減してしまう危険性があります。
実際に、配達閑散期と言われる3月~5月、9月~11月は、気温が快適であるため、注文が少なくなるにもかかわらず、配達員の数が大きく増える傾向があります。
その結果、注文が入りやすい都心部でも、なかなか案件を取ることが出来ずに渋々取れた安い報酬の案件で稼働せざるを得ない状況になってしまいます。
複数のサービスで掛け持ち稼働を行っていれば、片方のサービスが改悪となってしまった場合でも、もう一つのサービスを中心に稼働すれば心配なく稼げるので、長期的に安心して働けます。
出前館とウーバーイーツを掛け持ちするデメリット
出前館とウーバーイーツを掛け持ちするデメリットは一体何でしょうか?
ここでは、出前館とウーバーイーツを掛け持ちするデメリットについて解説します。
掛け持ちするデメリットは以下の通りです。
- 配達回数報酬(クエスト)の達成が難しい
- スマホの充電の消耗が激しい
それぞれ解説します。
配達回数報酬(クエスト)の達成が難しい
ウーバーイーツ(Uber eats)のクエスト報酬とは、配達回数に応じて、まとまった追加報酬が貰えるインセンティブです。
クエストは、おもに3種類にあり、それぞれ「週間クエスト」「悪天候クエスト」「特別クエスト」と呼ばれています。
週間クエストは、以前まで平日クエストと週末クエストの2つに分かれていましたが、現在は1週間クエストに変更されたため、比較的クエスト達成の難易度は下がっています。
また、週間クエストの達成回数は、それぞれ配達員の2~3週間前の稼働実績を参考に、達成できそうなレベルが設定されており、回数が多いほど報酬が高くなります。
そのため、ウーバーイーツ(Uber eats)の仕様上、3週間程度稼働していないと、クエストが発生しない場合もあるため、注意が必要です。
悪天候クエストは、雨の日や雪の日など配達しにくく、注文需要が増える日に発生します。
悪天候クエストは、週間クエストと異なり、配達1件ずつに報酬が与えられるため、完全にクリアする必要はありません。
またクエストの報酬は、1,200円、2,400円、3,600円と天候の悪さによって、報酬の価格が変更します。
クエストは、毎週達成するだけで、最大8万円~10万円ほど収入が増える可能性があるため、月収を増やすには、まずクエストを達成することを目標として稼働する事が大切になります。
しかし、出前館との掛け持ちで稼働している場合、ウーバーイーツ(Uber eats)での配達回数は減ってしまうため、クエスト達成が非常に難しくなります。
クエストが達成できない場合、大きな報酬源が減ってしまうため、収入が減ってしまうリスクもあります。
スマホの充電の消耗が激しい
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)の掛け持ちで稼働している場合、両方のアプリをONにしながら稼働する場合もあるため、片方のサービスで稼働している場合よりも充電の消耗が激しくなります。
長時間稼働の場合、一つのサービスで稼働していた時よりも余分にモバイルバッテリーを持っていく必要があるので、荷物が増えることも念頭に置いておきましょう。
出前館とウーバーイーツを掛け持ちする時の注意点
ここでは、出前館とウーバーイーツを掛け持ちする注意点について解説します。
掛け持ちする注意点は以下の通りです。
- 同時に案件を取らない
- 両方の規約に則って配達する
それぞれ解説します。
同時に案件を取らない
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)の掛け持ちで稼働する場合は、同時に両方のサービスで案件を取らないように意識しましょう。
案件を両方のサービスで同時に取ってしまうと、片方の配達に支障が出た場合、残りの案件に大きな遅れが出てしまう危険性があります。
どちらのサービスでも、配達に大きな遅延が発生した場合、お客様や店舗からクレームが入ってしまったり、最悪の場合はアカウントを停止されるリスクもあります。
どうしても配達効率を上げたいからといって、案件を同時に取ることはせずに、片方の配達が終わった瞬間に、もう片方の受注をONにするなど、タイミングをずらして稼働しましょう。
両方の規約に則って配達する
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)に限らず、複数のサービスを掛け持ちで稼働する場合は、必ず両方の規約に則って稼働しましょう。
出前館には服装に関しての規約があります。
例えば、出前館では、店舗でのピックアップ時とお客様への商品お届け時には、出前館の赤い帽子を必ず被る必要があります。
その他にも、配達中は半ズボンやサンダルでの配達禁止、他のサービスのロゴが入ったバックでの稼働禁止など複数の規約が存在します。
このような規約を守って稼働していないと、店舗やお客様がクレームが入ってしまう危険性があるため、掛け持ちで稼働する場合は、必ず両方の規約を守って稼働してください。
出前館とウーバーイーツを掛け持ちする時のコツ
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)を掛け持ちで稼働している人の中には、月収100万円を超える人も存在します。
配達エリアの注文需要や稼働時間などの要因の他に、月収100万円を超える掛け持ち配達員は、他の配達員と何が異なるのでしょうか。
結論として、多くの月収を稼いでいる掛け持ち配達員は、以下のような方法を使って効率良く稼いでいると考えられます。
▼出前館とウーバーイーツ(Uber eats)を掛け持ちする時のコツ
- 時間帯で切り替えて稼働する
- インセンティブの高いサービスで稼働する
それぞれ詳しく解説するので、ぜひ今後の出前館稼働の参考にしてください!
時間帯で切り替えて配達する
出前館とウーバーイーツ(Uber eats)を掛け持ちで稼働する場合は、時間帯によって配達するサービスを切り替えて稼働することがおすすめです。
掛け持ち稼働に慣れていない頃は、つい両方のサービスを同時にオンラインにして稼働した方が効率が良くなると考えてしまいます。
しかし、同時にオンラインにして稼働していると、先述でもあるように、ダブルブッキングなどの配達トラブルが起きてしまう危険性があります。
さらに、同時にオンラインにすることで、多くの案件が選択肢に入ることで、逆に迷ってしまい、最善の選択ができなくなってしまう可能性もあります。
そのような場合、むしろ配達効率が悪くなってしまい、掛け持ち稼働しているメリットが消えてしまうため、掛け持ち稼働に慣れるまでは、時間をずらしてオンラインにするなどの工夫がおすすめです。
インセンティブが高いサービスで稼働する
出前館では、配達報酬の他に、ブーストが加算されます。
ブーストは基本的に、ピークタイム(10時~13時、16時~20時)に発生することが多く、表示されている倍率分が報酬に加算されます。
設定倍率は基本的に1.1倍~2倍となっており、繁忙期など注文が多い場合はそれ以上が設定されることもあり、ブーストが2倍の時は1件当たり最大で1,600円稼げるので、非常に重要なインセンティブです。
出前館のブーストは、ウーバーイーツ(Uber eats)と同様に、1週間分の予定があらかじめ通知されるシステムになっています。
上の写真のように、エリアごとに1時間刻みで細かく表示された表がメールで届くため、事前に高い倍率のブーストが発生するエリアが確認できます。
またウーバーイーツ(Uber eats)のブーストは、注文が多くなると予想されるエリアや時間に発生し、以下の写真のようにマップに表示されます。
基本的に、1.1倍~1.6倍で発生することが多く、表示されているエリア内で配達すると、配達報酬に表示倍率分加算されるため、ブーストの有無で収入に大きく関わります。
また、ブーストの発生予定は1週間前から確認できるため、自分が稼働できる可能なエリア内で、一番倍率が高い場所で配達することが可能です。
さらにウーバーイーツ(Uber eats)では、ピーク料金が、注文が多いエリアや時間にゲリラで発生し、以下の写真のようにマップに表示されます。
発生する料金は、おもに100円~200円の場合が多く、オレンジ色が濃く染まっている程料金が高くなります。
青色に染まっている部分は、注文需要が高いことを表していますが、追加料金は発生しないので注意が必要です。
ピーク料金は、色が掛かっている部分にお店が入っている場合に、料金が加算され、都心部に良く現れます。
エリアブーストと異なり、ピーク料金は、その時の注文量や配達員数によって発生するタイミングや場所が異なるので、予測して立ち回ることが大切です。
このように、出前館とウーバーイーツ(Uber eats)の両方で、高いインセンティブが発生する場合があるため、その都度高いほうのサービスで稼働することが重要になります。
両方のインセンティブが高いエリアで稼働できると、更なる報酬UPが見込めるので、稼働を重ねていくうえで、どこのエリアが良いかを見極めておくと良いかもしれません。
出前館とウーバーイーツの掛け持ちでどんどん稼ごう!
今回、出前館とウーバーイーツ(Uber eats)の掛け持ち稼働に関して詳しく解説しました。
出前館は2022年の8月から配達報酬制度が変更され、固定報酬から配達距離報酬になりました。
そのため、出前館とウーバーイーツ(Uber eats)はともに配達距離が長いほど報酬が多くなるため、長距離案件を多く取る必要があります。
また、配達距離によっては、以前の報酬制度よりも配達単価が増えているため、両方のサービスとも、まだ稼ぎやすい環境であると言えます。
さらに、そのようなサービスを掛け持ちして稼働することによって、案件の選択肢が増え、待ち時間を減らしたり、より良い案件を選ぶことが出来るようになります。
凄腕の掛け持ち配達員の人たちは、稼働の際に、時間ごとにアプリを切り替えて稼働する点やインセンティブ高いエリアやサービスで稼働するなどといった工夫を意識して配達の立ち回りを考えています。
今回紹介した掛け持ち稼働の際の注意点やコツなどを参考にして、自分にあった効率のいい配達稼働を見つけてください!